【コラム】全世界が封鎖に固執すれば破局に向かう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.06 12:02
1940年から2004年の間に登場した新種感染病はなんと335種類にのぼり、うち1980年以降に登場したものだけでも200種類を超える(千丙哲高麗大医大教授の資料)。新種感染病の出現周期は徐々に短くなっていて、人類が生活方式を変えない限り今後さらに頻繁に登場すると考えられる。新型コロナ事態が終息するとしても、新種感染病への対応は今後、日常的で最も重要な国家の責務になるということだ。
今まで韓国は新型コロナに最も効果的に対応してきた国だ。2020年4月1日を基準に感染者が倍に増えるのにかかった時間は米国が5日、日本が11日、世界平均が7日であるのに対し、韓国は28日だった。死者数が倍に増えるのに米国は4日、日本は13日、世界平均は6日だったが、韓国は14日だ。それだけ韓国は新型コロナ拡大の速度を遅らせるのに成功した。しかし今後も成功するとは限らない。また、新型コロナ対応に成功したとしても今後さらに頻繁、深刻になる新種感染病危機にうまく対応できるという保証もない。したがって新型コロナで把握した事実を基盤に未来を準備する必要がある。