【コラム】米国の核の傘を信じて北核放置すれば生存の危険に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.24 11:56
米国のスティーブ・ビーガン北朝鮮担当特別代表(現国務副長官)は昨年9月、ミシガン大での特別講演で「日本や韓国のような同盟国は米国の拡大抑止に対する信頼をもとに核兵器プログラムを中断したが、核兵器と弾道ミサイルが同盟国の領土上を飛行すればこのような確信はいつまで続くだろうか」と述べた。北朝鮮の非核化に失敗する場合、米国の拡大抑止に対する韓日両国の信頼が崩れることを懸念しているのだ。
「抑止(deterrence)」とは敵の軍事脅威を拒否(deny)したり懲罰(punish)したりする態勢を見せることで戦争を防止することだ。韓米がミサイル防衛システムを構築して核弾頭を搭載した北朝鮮ミサイルが目標物を打撃できないよう「拒否」したり、先端武器と核兵器を通じた「懲罰」が加えられることを明らかにして北朝鮮の挑発の意志を挫いておかなければいけない。