中国だけ入国制限、通貨スワップ…コロナがかぶせてくれた米国の「同盟の傘」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.22 10:29
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が世界的な経済危機につながる中で米国発の「同盟の傘効果」が浮かび上がっている。中国と違い韓国発の入国制限を相互協議で柔軟に適用したのに続き、2008年の金融危機当時に韓国経済を守る役割をしっかりと担った韓米通貨スワップ締結が早期になされたためだ。
韓国銀行は19日、米連邦準備制度理事会(FRB)理事会と6カ月間600億ドル規模の通貨スワップ締結をすることにしたと明らかにした。韓国のほかにもオーストラリア、ブラジル、メキシコ、スウェーデン、シンガポール、デンマーク、ノルウェー、ニュージーランドの9カ国が米国と通貨スワップを締結した。
通貨スワップは各国の通貨を安定した為替相場で対等交換できるよう一種のマイナス通帳を開設するもの。通貨スワップ締結の知らせが伝えられた20日の韓国総合株価指数(KOSPI)は108.51ポイント(7.44%)急騰して1500を回復した。1ドル当たり1300ウォン水準を脅かしていた為替相場も1日で35ウォンのウォン高となった。