韓国慶北で9歳児が新型コロナ感染、無症状感染者が続出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.20 14:46
韓国の慶尚北道(キョンサンブクド)で9歳の児童が新型コロナウイルス検査で陽性と判明するなど感染者の増加が続いている。
慶尚北道は20日、道内の新たな感染者の1人が9歳の児童であることが確認されたと明らかにした。保健当局が調べた結果、慶山市(キョンサンシ)居住のこの児童は母からウイルスに感染したと推定された。母は2日に陽性判定を受け、自宅隔離状態で過ごした。この過程で児童に感染したと、保健当局はみている。母親は新興宗教「新天地イエス教会」の信徒だ。19日に感染が確認された児童は発熱や胸の痛みなど一般的な症状が見られないという。
60人の集団感染が発生した奉化郡(ボンファグン)プルン療養院でも計7人の感染者が追加で確認された。安東(アンドン)病院や文殊山(ムンスサン)休養林のような生活治療施設で隔離治療中の入所者と従事者だ。慶尚北道の関係者は「4人は19日に、3人は20日午前に追加で感染が確認された事例だが、7人のうち3人はせき・発熱・胸の痛みのような症状はなくウイルスが検出された」と説明した。