韓経:韓国、過剰福祉で負債135兆ウォン増…「経済安全弁」財政健全性も危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.18 08:36
グローバル金融危機を迎えていた2009年3月、韓国政府は28兆4000億ウォン規模の補正予算編成を発表した。同年の本予算(284兆5000億ウォン)の10%にのぼる思い切った財政支出だった。政府が今年、新型コロナ感染拡大に対応するために編成した補正予算(11兆7000億ウォン)の倍以上だ。こうした大規模な補正予算編成にもかかわらず財政健全性には大きな問題がなかった。国家負債が非常に低い水準で管理されていたからだ。2008年の韓国の一般政府(中央・地方政府+非営利公共機関)の負債は国内総生産(GDP)比28.1%と、経済協力開発機構(OECD)平均(79.5%)の3分の1水準にすぎなかった。
◆格付け機関も警告した国家負債の急増
新型コロナの世界的大流行でおよそ10年ぶりのグローバル経済危機の可能性が高まっている最近、韓国の財政健全性は今回も国家経済の「安全弁」の役割を果たすのだろうか。経済専門家らは「今回は状況が異なる」と話す。その間の「超拡張的財政政策」の余波で国家負債が急増したからだ。