韓経:ウォン相場、10年ぶりの安値水準
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.18 07:41
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大により米ニューヨーク証券市場が急落した余波でウォン相場が10年来の安値水準となる1ドル=1240ウォン台までウォン安が進んだ。韓国政府は「実体・金融部門の複合危機に直面する可能性を念頭に置かなければならない」とした。
17日のソウル外国為替市場でウォン相場は前日より17.50ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1243.50ウォンで取引を終えた。為替相場はこの日まで4取引日連続でウォンが下落した。この期間に為替相場は50.50ウォンのウォン安が進んだ。
為替相場終値が1240ウォン台を記録したのは2010年6月11日の1246.10ウォンから約10年ぶりだ。この日の為替相場は前日より5ウォンのウォン高となる1231ウォンから取引を開始してからウォン安が進んだ。大引け直前には1246.70ウォンまでウォン安が進んだ。世界の証券市場急落が続き安全資産であるドル需要が増えドル高をあおっている。