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【コラム】安倍氏の危機、「ナンバー2」菅氏と視線を合わせないところから始まった(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.16 15:35
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2人の関係がこじれることになった決定的なきっかけは昨年11月に大きくなった「桜を見る会」スキャンダルだったという。税金が投じられているこの行事に地方区の住民800人を呼んでいたことが明るみになり、安倍首相が追い詰められた。当時、菅氏は定例記者会見の時に多くの質問を受けて「それは安倍首相の地方区事務室に聞いてほしい」と答えたが、これを見た安倍氏が大きく失望したという。

週刊文春は安倍氏が「『首相の個人的な問題なのになぜ私が答えなければならないのか』と菅氏の顔にそのまま書いてあった。私を守るつもりが全くない」と周辺に不満を漏らしていたと伝えた。

 
菅氏が足元が揺らぎ、首相官邸の権力地図は大きく変わった。菅氏とともに「核心勢力」として知られる経済産業省出身の今井尚哉首相補佐官兼首相秘書官(61)が独走体制を構築した。安倍氏の耳を独占した今井氏が安倍氏と菅氏の不和をさらにあおったという分析もある。

いま官邸で今井氏の他に力を持っているのは警察出身の北村滋国家安全保障局長(63)くらいだ。今井氏と北村氏はともに第1次安倍内閣(2006年9月~2007年9月)の時から安倍周辺を守ってきた秘書官出身だ。

菅氏の劣勢と今井氏の威勢は、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の対応過程でも明確に表れている。先月末に安倍首相が電撃的に発表した「全国小中高一斉休校令」でも「韓国と中国からの入国制限」に菅氏は介入できなかった。全国の学校と家庭に大混乱を招いた一斉休校要請は今井氏が、韓中からの入国制限は北村氏が主導したという。菅氏-杉田和博官房副長官につながる安倍官邸の危機対応SSラインは機能を止めた。菅氏が各部署の幹部を呼んで都内のホテルで開催してきたコロナ対応会議も3月からは開かれなくなったという。

全国一斉休校令を事前に知ることができなかった自民党と連立与党公明党からは官邸独走に対する不満が出ている。これまで首相官邸と与党の間で潤滑油の役割を果たしてきた菅氏の空白が大きく感じられる。大型クルーズ「ダイヤモンド・プリンセス」事態での混乱した対応ぶり、急しのぎのコロナ対策と支持率暴落、風前の灯火となった東京オリンピック(五輪)開催など、安倍氏の危機は菅氏と視線を合わせなくなったことでさらに深まっている。

ソ・スンウク/東京総局長

【コラム】安倍氏の危機、「ナンバー2」菅氏と視線を合わせないところから始まった(1)

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