【社説】繰り返される妄言と無能、韓国福祉部長官を更迭してほしい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.16 10:56
韓国政府が昨日、大邱(テグ)全域と慶北(キョンブク)、慶山(キョンサン)・清道(チョンド)・奉化(ポンファ)を特別災難地域に宣言した。新型肺炎感染者が8000人を突破して死亡者も70人を超えるほど甚大な被害を訴えているにもかかわらず、青瓦台(チョンワデ、大統領府)と与党は国民の前に真の謝罪どころか「世界的な模範事例」を云々として連日自画自賛に忙しい。能無しを超えて無責任な振る舞いだ。
その中心には数回妄言で国民の怒りを買ってきた朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官がいる。彼は保健・衛生分野の非専門家なのに言動が軽率で、生半可な楽観論で防疫に混乱を招いてきた。ついに朴長官は12日、国会に出席して軽率な考えを表わした。新型肺炎現場で死闘を繰り広げている医療スタッフの保護服とマスクなどが足りないという指摘に対して「本人がもう少し多めに在庫を積んでおきたい気持ちで足りないと感じているだろう」と話した。励ますどころか医療スタッフを叱責したわけだ。
医療界は全国医師総連合会・大韓病院医師協議会・大韓開院医師協議会だけでなく、民主労組傘下医療連帯本部まで加勢して強く反発している。全国医師総連合会は13日「公的マスクを手に入れた開業医はごく少数に過ぎない。(主務長官が)居直りの態度で医療スタッフを責めていることに驚きに禁じ得ない。無能な嘘つき長官を即刻罷免するよう要求したい」と声明を出した。