【コラム】新型肺炎ワクチン、多国籍製薬会社はなぜためらうのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.12 12:03
新型コロナウイルスによる肺炎のためすべてが大騒ぎだ。火は徐々に消し止められるようだったが、ソウル・新道林(シンドリム)のコールセンターでの感染で不安感が再び広がった。国民の健康と一緒に経済もまた深刻な感染症を病んでいる。客足が途絶えた自営業主は持ちこたえる体力がすっかりなくなったようなものだ。企業までぐらつく。
韓国だけでない。全世界が阿鼻叫喚だ。すでに感染者が12万人、死亡者が4300人だ。イタリアは全国に移動制限令を出した。株式市場は暴落を繰り返している。9日の米ニューヨーク証券市場では1日で時価総額2200兆ウォンが蒸発した。悲観論者で知られる米ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授は、「今年世界の株式が30~40%下落するだろう」と話した。