韓国、株価・ウォン・債券「トリプル急落」…外国人の売り越し過去最大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.09 18:54
韓国の金融市場がまた「ブラック・マンデー」を迎えた。株価とウォン、債券利回りがともに急落した。韓国総合株価指数(KOSPI)は4%以上値を下げ7カ月ぶりの最低水準まで落ち、国債3年物利回りは一時過去初めて1%を下回った。新型コロナウイルスによる肺炎の大流行(パンデミック)への恐怖に加え国際原油価格の急落など悪材料が重なったためだ。
◇外国人投資家の売り越し過去最大
9日のKOSPIは前取引日より85.45ポイント(4.19%)下落の1954.77で取引を終えた。昨年8月29日の1933.41以降で最も低く、1日の下げ幅としては2018年10月11日に記録した前日比98.94ポイント(4.44%)安からの1年5カ月で最も大きかった。一時は1950を割り込んだりもした。外国人投資家が1兆3122億ウォン相当を売り越して株価を引き下げた。これは1999年に取引所が日別売り越し額を集計し始めてから最大だ。個人投資家が1兆2700億ウォン相当の株式を買い越したが、指数下落を防ぐには力不足だった。KOSDAQ指数は4.38%下落の614.60となった。KOSPIとKOSDAQの時価総額はこの日1日だけで68兆ウォンが蒸発した。