韓経:「新型コロナ余波」反映されていないが…韓国の1月の経常黒字69%減
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.06 10:48
韓国の1月の経常黒字が9カ月ぶりの最低水準となった。半導体・鉄鋼製品の輸出価格が下落し、輸出が振るわなかったからだ。製造業の製品の対外取引を表す商品収支(輸出-輸入)の黒字は7年9カ月ぶりの最低額となった。韓国銀行(韓銀)が5日に発表した「1月の国際収支(暫定)」によると、今年1月の経常黒字は10億650万ドルと、昨年1月に比べ69.4%(22億8990万ドル)減少した。昨年の黒字幅の3分の1水準で、経常赤字となった昨年4月(3億9320万ドルの赤字)以降、黒字幅が最も小さい。
経常黒字が減少したのは輸出不振の影響だ。今年1月の商品収支の黒字は19億2880万ドルと、前年同月比で66.4%減少した。これは2012年4月(3億3000万ドル赤字)以来7年9カ月ぶりの最低水準。輸出額は434億4420万ドルと、前年同月比12.2%減少した。前年同月比での輸出減少は14カ月連続となる。輸入は415億1540万ドルと、5.1%減少した。