患者1人の訪問で200億ウォン消えたロッテ百貨店…休業のジレンマ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.10 09:33
中国武漢で発生した新型コロナウイルスの感染拡大を受け、流通会社が次々と休業している。感染者が訪れたという事実が確認されれば直ちに店舗を閉鎖するという超強硬対応のためだ。
大手流通店舗の場合、一日休業しても数億ウォン、多ければ数百億ウォンの売り上げに影響が出るが、被害規模を把握する余裕はない。「先に措置、後に事態把握」だ。
ロッテ百貨店ソウル小公洞(ソゴンドン)本店は7日、23人目の感染者が訪れたことが確認され、3日間の休業に入った。1979年の開店以降、初めての事態だ。特に休業期間に週末が含まれ、売り上げへの影響は約200億ウォン(約20億円)と予想される。同じ建物という理由で同時に休業中のロッテ免税店の場合、一日の売り上げが200億ウォン近いという点を勘案すると、損失規模ははるかに大きい。