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「ホテル予約100件キャンセル」 韓国観光空洞化に直撃弾(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.04 07:28
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中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)が韓国内に広がりながら地域経済を揺さぶっている。新型コロナの確定患者が住んでいるか訪れたことのある地域は特にだ。患者が立ち寄った食堂・宿泊・ショッピング施設などが一時閉店するなどして近隣地域の流動人口が明確に減った。人波で込み合っていた観光名所も観光客が途切れて静まり返っている。新型コロナが地域の自営業者を直撃し、ため息をつかせるようにしている。

「正東津(チョンドンジン)は日の出を見に来る人々でにぎわう場所ですが、12人目の確定患者の訪問で客がさらに減るか心配です」

 
新型コロナの国内12・14人目の確定患者家族が日の出の名所で有名な江原江陵市(カンウォン・カンヌンシ)正東津を訪れた事実を聞いた地域商人が漏らす懸念だ。正東津で飲食店を経営するチョさん(48)は「昨年と比較しても客が20~30%減ったが、新型コロナの確定患者が来たことを聞いて、客がさらに減るのではないか心配」としながら「現在、周辺を通り過ぎる観光客の8割程度がマスクをしており、確定患者が立ち寄った飲食店などは休業までして複雑な気持ち」と話した。

この家族が立ち寄った場所を中心に、外国人観光客を受け入れない場所まで出てきた。3日、江陵市内のある飲食店は「申し訳ありません。中国人の出入りを禁止します」という案内文を中国語と英語、韓国語で書き、中国人観光客を受け入れないでいた。彼らが泊まっていたサンクルーズリゾートも今月2日から「ウイルスの殺菌および環境消毒のために臨時休業します」という案内とともに「新型コロナの予防および拡散防止のために外国人の予約は受け付けません」と知らせた。

済州道(チェジュド)はノービザ制度を18年ぶりに中断した。ノービザ制を利用して済州道を訪れた中国人観光客が先月30日、中国揚州に帰国した後、新型コロナの確定判定を受けたためだ。この余波で済州道の主要観光施設の休業するところも出てきている。確信患者が訪問したロッテ免税店は3日から臨時休業に入った。「済州道民の安全」のために「観光産業の活性化」を一時的に先送する決定を下した元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州道知事はノービザ制の臨時中断に対して「骨を削るような苦渋の決断」と話した。

8人目の確定患者(62、女)が報告された全羅北道群山市(チョルラブクド・クンサンシ)も直撃弾を受けた。この女性は先月31日に陽性判定が出る前、5日間にわたって群山市内の病院や飲食店・大衆浴場・大型ショッピング施設を訪れ、計72人と接触したことが確認された。このニュースによって、週末になると多くの人でにぎわっていた京岩洞(キョンアムドン)鉄道村と蔵米洞(チャンミドン)近代歴史文化空間など群山を代表する観光地さえ先週末は閑散としていた。確定患者が立ち寄った大衆浴場の近くの映画通りも寂しい雰囲気だった。普段、週末になれば1万5000人程度が訪れる近代歴史博物館の駐車場もガランとしていた。

鉄道村の近くで飲食店を経営する50代の店主は「商売がうまくいっている場所だったのに、急に客足が途切れた」とし「そうでなくても現代造船所やGM工場の閉鎖で地域経済が焦土化したのに、新型コロナまで悪材料が重なって心配」と話した。

「ホテル予約100件キャンセル」 韓国観光空洞化に直撃弾(2)

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    2020.02.04 07:28
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    普段とは違って閑散としている東大門衣類商店街の通り。チュ・インヨン記者
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