武漢肺炎でサムスン電子株がなぜ下落?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.31 11:20
上向き始めた半導体景気が新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)という予想外の伏兵にあった。世界の半導体需要の半分以上を占める中国で武漢肺炎が拡散し、上向き始めた半導体市場がまた冷え込むという懸念が出ている。半導体が韓国の輸出の20%以上を占めるだけに、回復の兆しが表れていた韓国の輸出にも悪材料として作用する見込みだ。
市場調査会社IBSによると、中国は世界半導体市場の53%を占める最大の市場だ。「世界の工場」と呼ばれるように各種電子機器の組み立て設備が中国に集まっている。中国の半導体消費額は2006年の795億ドルから2018年には2531億ドルに急増し、2030年には6240億ドルまで増えると予想されている。