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<Mr.ミリタリー>トランプ大統領の慢心で北朝鮮・イラン非核化逃す(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.17 16:09
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トランプ米大統領の慢心がイランと北朝鮮の非核化を共に逃した。初心に戻れなかったトランプ大統領の政策は北朝鮮に核武装の機会を与え、中東情勢の不安定まで招いた。イランと北朝鮮の核・ミサイルはほとんど双子だ。トランプ大統領は就任前からオバマ政権のイラン核合意(JCPOA:包括的共同行動計画)に不満を抱いていた。イラン核武装を最終的に防げない合意だというのが理由だった。こうした中、北朝鮮が2017年に6回目の核実験に成功し、弾道ミサイルを繰り返し発射した。トランプ大統領は同年、北朝鮮を軍事的に攻撃するオプションの実行直前まで行った。しかし文在寅(ムン・ジェイン)政権の仲裁で北朝鮮と劇的に非核化交渉に入った。北朝鮮非核化を迷宮入りさせた最大の失敗の始まりだ。

2018年5月、米国は史上初の北朝鮮との首脳会談(6月12日、シンガポール)を1カ月後に控えていた。しかし北朝鮮が弥縫策のイラン核合意を提起して同じ水準を要求する可能性が高かった。その場合、米国は北朝鮮に完全な非核化を要求するのが難しくなる。トランプ大統領は決断を下さなければならなかった。英国・フランス・ロシア・中国などの非難にもかかわらずイラン核合意から離脱した(5月8日)。北朝鮮の核を「ゼロ」状態にするためのやむを得ない選択とみられる。「悪いディールよりはノーディールの方がよい」はトランプ大統領の普段の持論に基づいていた。世宗研究所のチョン・ウンスク安保戦略研究室長は「最初の米朝首脳会談を控えた(トランプ大統領の)自信と(北朝鮮に対する)警告」と説明した。

 
米国が離脱したイラン核合意の問題点はイランのウラン濃縮施設縮小とサンセット条項、弾道ミサイルだった。▼イランが保有するウラン濃縮用遠心分離機1万9000基を10年間で3分の1に減らす▼15年間はウランを濃縮度3.67%(原発用核燃料水準)以下で保有する--という内容だ。しかし10年後にはサンセット条項によりイランの核凍結が事実上解除される。イランの弾道ミサイルに制限がなかったのも盲点だった。米国が北朝鮮に完全な非核化を要求すべき状況でイラン核合意は明らかに障害物だった。トランプ大統領がイラン核合意を否定するしかなかった背景だ。

トランプ大統領は核合意離脱に先立ちイランにまず経済制裁を加えた。するとイランの経済は急降下した。2016年に12.5%だったGDP(国内総生産)成長率は、米国制裁が始まった2017年に3.7%、2018年にはー4.8%、2019年はー9.5%まで落ちた。離脱直後にはポンペオ米国務長官がイランに新たに12件の要求条件を提示した。イランが▼核兵器プログラム全体の報告と永久的かつ検証可能な方式での廃棄▼濃縮中断とプルトニウム再処理追求中断▼領土全域での無制限査察▼弾道ミサイル拡散終了--などだ。米国は同じ非核化条件を米朝会談初期に北朝鮮にも要求した。そしてトランプ大統領は「炎と怒り」で空母を韓半島(朝鮮半島)に集結させ、北朝鮮に軍事的圧力を加えた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は極度の不安を感じたはずだ。

しかし残念ながらトランプ大統領の無鉄砲で勇敢な行動はここまでだった。トランプ大統領はシンガポールで金委員長と会ってから考えを変え始めた。北朝鮮にさらなる圧力を加えることができなかった。30年近く米国を相手にした北朝鮮の老獪な混乱戦術に引き込まれた。そして18カ月が経過した。その間、北朝鮮は表面上では交渉をしながらも核武装の最後の段階に没頭した。核弾頭を最大60個生産し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦用ミサイル(SLBM)は高度化した。事実上の核保有国として登場した。傲慢な北朝鮮は対南非難の程度を強めた。昨年末には労働党全員会議で寧辺(ヨンビョン)核施設と対北朝鮮制裁緩和を交換せず正面突破することにした。米国の協議案「寧辺プラスアルファ」はなくなった。トランプ大統領が「交渉の技術」を云々しながら慢心する間、北朝鮮とイランの非核化という二兎を逃す危機を迎えたのだ。

<Mr.ミリタリー>トランプ大統領の慢心で北朝鮮・イラン非核化逃す(2)

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