【グローバルアイ】「戦争より選挙のほうが怖い」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.14 10:37
米国だからといって違うことはない。新年の希望として、家族と国が平安であることを望む。2020年新年早々、一週間以上にわたりイランと戦争を始めるのかと思って焦らなければならなかったので尚更だ。2001年9・11テロ以降、昨年までにイラクで4500人、アフガニスタンで2400人以上の米兵士が亡くなった。米財務省とブラウン大学研究所の統計によると、それぞれ4兆4000億ドル(約484兆円)と6兆4000億ドル(約705兆円)を戦費として使ったことに、どこの納税者が喜ぶだろうか。うんざりだろう。
このような米国が戦争よりも今年11月の大統領選挙のほうがもっと怖いという話を新年討論で聞いた。国がまた4年間だめになるのではないかという心配がその理由だ。今月9日に参加した、元CBSの元老ジャーナリストのボブ・シーファーが司会の「2020年挑戦」というセミナーが終わりに近づいた頃だった。米戦略国際問題研究所(CSIS)の専門家がイラン・北朝鮮・中国など世界の挑戦をめぐる1時間ほどの演壇討論を終えた後、聴衆から「最も大きな挑戦は何か」という質問があった。
サラ・レディスロー副所長は「私が本当に心配しているのは今年の大統領選挙の結果をめぐり(両党が)戦うという点」としながら「我々は過去4年間、2016年大統領選挙が操作されたと騒いだが、解決もできないまま、また繰り返すことになるかもしれない」とした。レディスロー氏は「我々はすべてにおいて国よりも政党を選んでいる」とし「沈みゆくタイタニック号の船長席をめぐり争っているようなもの」ともした。とても聞き慣れた話だが、こういうことまで似ているのかとも思った。