【コラム】無法者を量産するデリバリーの天国=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.13 10:29
亡くなったと思った。家の前の交差路に広がったバイクの破片とパトカーサイレンの音、そしてヘルメットがむけたまま倒れて全く動かない男性の姿を見てその場を離れることができなかった。翌日、うわさをたよりに捜してみると幸いに死亡事故ではなかった。信号が変わったのに無理に疾走したデリバリーバイクが乗合車にぶつかった事故だった。
「大変なことになる」という気がしたのは一度や二度ではない。退勤時間に交通信号を無視して疾走するデリバリーバイクをただ一日も見なかったことがない。子供たちや高齢者が渡っていく横断歩道も、歩行者道路も例外ではない。車のそばはもちろん、早く過ぎ行く彼らこそ道路の上の凶器になっていっている。