【社説】暴圧的検察人事惨事…正義が虐殺された=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.09 11:40
きのう夕方に発表された検事長級以上の高位幹部に対する検察人事は内容だけでなく法的形式でも正当性を失った。チョ・グク前法務部長官家族の不正に続き青瓦台(チョンワデ、大統領府)の蔚山(ウルサン)市長選挙介入事件を捜査中のソウル中央地検長をはじめ、柳在洙(ユ・ジェス)前釜山市(プサンシ)副市長の監察もみ消し事件を陣頭指揮したソウル東部地検長を左遷させたのだ。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長を補佐した最高検察庁参謀陣を総入れ替えしたのは検察大虐殺と変わらない人事と評価できる。これでもこの政権が果たして公正と正義を語れるのか疑わしい。今回の人事は検察改革というよりは検察手なずけにすぎないものと解釈できるためだ。尹検事総長を無力化させて権力層への捜査を遮断しようとする政治的下心があるという疑惑を買うのに十分だ。