東京五輪より経済効果大きい「ネコノミクス」…飼育産業・出版・観光で年2兆円超
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.01.04 12:11
日本ではすでに猫が犬を超えた。日本ペットフード協会は1994年に犬猫飼育頭数調査を開始したが、2017年に初めて猫(952万匹)が犬(892万匹)を上回った。日本では店内に「招き猫」を置くなど猫を縁起が良いものと見なし、「ドラえもん」「ハローキティ」「ジバニャン」などの猫のキャラクターも伝統的に人気がある。
特に過去10余年間は観光・映画・出版・ゲームなど全産業に猫の影響力が広がった。これによる経済効果を「ネコノミクス」と呼ぶ。安倍首相の長期不況脱出政策「アベノミクス」になぞらえた新造語だ。関西大学の宮本勝浩名誉教授は2015年の1年間に猫が関連産業に及ぼした経済効果を2兆3162億円と発表した。2013-20年の合計が約3兆円と推算される東京オリンピック(五輪)よりも大きな効果だ。