ソウル市長「ソウルから犬屠殺場完全になくす」…再び大きくなった犬食用論争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.11 10:48
ソウル東大門区(トンデムング)の京東(キョンドン)市場で家畜屠殺業者(別名「健康院」)を経営しているAさんは今年初めから犬の屠殺をしていない。昨年末、ソウル市の担当公務員に「今後は犬の屠殺はしない」と約束したためだ。この業者が屠殺した犬は一般市民やポシンタン(補身湯)食堂に卸・小売用に販売されていた。Aさんは「犬肉の需要がここ数年で明らかに減っていたが、それでも全体売り上げの20%を占めていた」とし「2006年からやってきたことなのでやめにくかったが、公務員が入れ代わり立ち代わり訪ねてきて市民感情や嘆願を根拠に説得するので、しかたなくやめた」といってため息をついた。
ソウルから食用犬の屠殺業者が姿を消した。10日、ソウル市などによると、京東市場内に残っていたソウル最後の食用犬の屠殺業者2カ所が今年初めから犬の屠殺を中断した。このような状況で、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が「ソウル市内から犬屠殺業者を完全になくす」と明らかにして長年の食用犬論争に再び火をつけた。