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【コラム】韓国のサイデンステッカーを育てるには

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.12.22 13:19
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経済・安保問題をめぐり強くぶつかり合った格好だが日本は依然としてさまざまな分野で韓国より先を行く国のようだ。文学もそんな分野だ。例えばノーベル賞の数がそうだ。1968年の川端康成、1994年の大江健三郎に、2017年の日系英国人作家のカズオ・イシグロまで含めると3人に上る。好きでも嫌いでも世界文学の総本山に当たるスウェーデンアカデミーが妙なことに概ね25年周期で日本文学を世界文学のパンテオンに招く間、韓国文学は閑古鳥が鳴いている。

罪過を問う対象をひとつ挙げろと言うなら、有力・有能な翻訳者の不在だ。辺境の文学を世界舞台に誤差なく紹介できる案内者兼仲裁者の話だ。

 
日本にはそういう人がいた。米国人エドワード・サイデンステッカー(1921~2007)がそんな人だった。彼は第2次大戦当時米軍の日本語通訳将校だった。確保した日本軍の文書を翻訳したり捕まった日本軍捕虜を尋問するのが彼の仕事だった。終戦後外交官になって日本に赴任するが、日本文学にはまり日本文学翻訳者に職業を変える。川端のノーベル賞受賞論功行賞をする時にサイデンステッカーは除けない。代表作『雪国』を彼が翻訳したためだ。(『Tokyo Central:A Memoir』)

ソウル大学のユン・サンイン教授(アジア言語文明学部)はサイデンステッカーが活発に活動した1950年代を日本文学翻訳の黄金期と規定する。韓日対立のため完成しながら出版社の倉庫に押し込められていた三島由紀夫の長編『春の雪』に付けられた翻訳者の作品解説でだ。川端の小説とともに谷崎潤一郎、三島由紀夫の小説が日本文学ビッグスリーとして国際舞台で通用することになったのはサイデンステッカーら米国人翻訳者が多分に西洋の趣向を発揮して取捨選択した結果というのがユン教授の主張だ。

それなら幸いだ。日本文学の世界化がかなり前のことではないという話ではないか。韓国のサイデンステッカーも生まれているところだ。申京淑(シン・ギョンスク)の『母をお願い』が米国で商業出版に成功して築い上げた道にハン・ガンが乗り『菜食主義者』で英国のブッカー賞を受賞したのが大きかった。翻訳の土着語、すなわち英語が母国語水準である翻訳者が増え作品翻訳が活発になり海外の翻訳賞候補にもたまに上がる。文学韓流が来ているという主張に拒否感がないほどだ。

ここからは苦言だ。韓国のサイデンステッカーになれる人物としてホ・ジョンボム氏を挙げられそうだ。スウェーデンで生まれた彼は香港、エチオピアなどで幼年期と高校時代を過ごした。英米圏の出版社編集者の厳しい基準を通過して彼が翻訳した申京淑の長編『リジン』が米国で出版され、黄皙暎(ファン・ソクヨン)のエッセイ『囚人』も出版契約を結んだ。出版契約を結んだということはサンプル翻訳の品質に外国編集者が満足したという意味だ。

だがホ氏が現在置かれた状況はそれほど容易ではなさそうに見えた。ちょうど海外出国するところで電子メールで進めたインタビューでこんな話をした。

「私は英米圏で活動する韓国文学翻訳家のうちそれなりに成功したケースに挙げられます。だが私ですら韓国文学の翻訳をやめるべきだとの思いをほぼ毎日します」。

切実なあるいは衝撃的な彼の主張を要約すると、翻訳者が翻訳だけに集中できない状況が問題ということだった。海外出版社を突き抜け出版契約を成功させることの相当部分を翻訳者が一手に引き受けなければならないという。それでも苦労に見合う経済的補償が伴うものでもない。育っていくサイデンステッカーたちでは手に余る仕事ではないか。韓国政府はこうした部分を注意深く取りまとめなければならないのではないのか?

シン・ジュンボン専門記者/中央カルチャー&ライフスタイルラボ

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