【コラム】韓国のサイデンステッカーを育てるには
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.12.22 13:19
経済・安保問題をめぐり強くぶつかり合った格好だが日本は依然としてさまざまな分野で韓国より先を行く国のようだ。文学もそんな分野だ。例えばノーベル賞の数がそうだ。1968年の川端康成、1994年の大江健三郎に、2017年の日系英国人作家のカズオ・イシグロまで含めると3人に上る。好きでも嫌いでも世界文学の総本山に当たるスウェーデンアカデミーが妙なことに概ね25年周期で日本文学を世界文学のパンテオンに招く間、韓国文学は閑古鳥が鳴いている。
罪過を問う対象をひとつ挙げろと言うなら、有力・有能な翻訳者の不在だ。辺境の文学を世界舞台に誤差なく紹介できる案内者兼仲裁者の話だ。