言葉では知日・克日も…ソウル大日本研究所支援まで中断
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.16 11:34
ソウル大日本研究所には専任教授6人がいる。授業はしない「フルタイム」研究者だ。ここに国際大学院所属の「知日派」教授3人がいる。3人ともに同研究所の元・現所長であり、事実上、研究所のファミリーだ。ここの9人がソウル大の日本研究の核心となっている。最近のように日本問題が国の主要懸案に浮上すれば、ここの教授は政府・民間主催の会議・討論会に招請される。メディアのインタビュー要請も殺到する。最近の韓日間の問題に関する報道に随時登場する金顕哲(キム・ヒョンチョル)教授(元青瓦台経済補佐官)、朴チョル熙(パク・チョルヒ)教授、韓栄恵(ハン・ヨンヘ)教授、南基正(ナム・キジョン)教授、チョ・グァンジャ教授がその9人に属する。
この研究所が最近注目されているのは、ここほど総合的、組織的に日本を研究する機関がないからだ。10余りの大学に日本・日本学研究所があるが、歴史・文学・言語研究に集中している。ソウル大研究所のように政治・経済・歴史・文化を網羅する総合研究所ではない。政府側にもまともな日本研究組織がない。国立外交院に日本研究センターがあるが、教授級の研究陣は2人にすぎない。外交・安保専門民間シンクタンクの世宗(セジョン)研究所にも日本研究センターがあったが、陳昌洙(チン・チャンス)センター長のほかに研究陣はいない。「日本を知ってこそ(知日)日本を越える(克日)」と叫んできた国の残念な現実だ。