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<囲碁>李世ドル、アルファ碁より強い韓国産「ハンドル」に勝利…AIは不完全だった

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.19 15:46
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92手で黒番中押し勝ち。18日、韓国産囲碁人工知能(AI)「ハンドル」に勝った李世ドル(イ・セドル)九段の顔に笑みが浮かんだ。「時間はないが、第2、3局ではハンドルがもう少し準備すべきではないだろうか」とハンドルの奮発を促しながら自信を表した。座中では笑いが起こった。

18日、ソウル江南区道谷洞(トゴクトン)のボディフレンド社屋で行われた李世ドル九段引退対局の第1局で李氏がNHNの「ハンドル」に勝利した。100手以内で勝負がついた。2016年3月にハンディキャップのない互先で対戦したグーグルのAI「アルファ碁」とは違い、この日の対局は李氏に2子局、コミ7目半のハンディが与えられた。人間がAIに勝つのは難しいという評価からだ。今回も「78手」で事件が起きた。ハンドルがミスを犯したのだ。3年前のアルファ碁との対局でも李氏に1勝を抱かせた「神の一手」が78手だった。

 
イ・チャンユルNHNゲームAIチーム長は対局後のインタビューで「ハンドルはこの78手から勝率が急激に落ちた」と伝えた。李氏は「アルファ碁の78手が正常でない手だったなら、今回の78手はプロならば誰でも考えることができる手だった。ハンドルが予想できなかったのは意外」と話した。国内囲碁トップ5の棋士にすべて勝ったハンドルが、李氏の「78手マジック」にかかったのだ。

多くの専門家は対局前までハンドルの優勢を予想していた。李氏の勝利が決まると、「予想外の結果」として現場が騒がしくなった理由だ。現場で解説していた金萬樹(キム・マンス)八段は「李九段が攻撃的な普段のスタイルを捨てて守備戦略をとったのが勝利の要因」と分析した。李氏は「対局を控えて10日間、食事と睡眠の時間を除いて碁を打ち続けた。AIが相手では守備的にする方が勝率が高いと考えた」と語った。

実際、ハンディのない互先ばかりを学習してきたハンドルにとっても今回の対局は挑戦だった。ハンドルが置き碁を準備した期間は2カ月ほどだ。NHNによると、互先の勝率は54-55%、2子局の勝率は8%程度だ。パク・クンハンNHN技術研究センター長は「李世ドル引退対局の話を聞いた当時、ハンドルは置き碁をしたことがなく内部で深く悩んだ」としながらも「李九段を送る囲碁界と国民の心を込めて応じることになった」と答えた。劉昌赫九段は「ハンドルは互先では多くの対局をしたので安定的に正確な碁を打つ」とし「ところが置き碁では不安なところがあった。ハンドルのレベルでは考えられないミスが出てきた」と説明した。

一部ではハンドルが李氏の78手以降にミスを連発した点からバグ(プログラムエラー)の可能性が提起された。これに対しNHN関係者は「バグではなく李九段の対処が良かったというのが開発陣の評価」」とし「李九段が『神の一手』を置いた」と話した。有力な敗因は、これまで互先ばかりしてきたハンドルが2子局の今回の対局にまともに適応できなかったということだ。ハンドルは2カ月間ほどプロ棋士と練習をして学習データを蓄積した。開発陣の内部では棋力がある程度高まったという評価が出てきた。しかし最初の実戦対局で十分な学習データを蓄積できなかったAIの限界を表してしまったのだ。イチーム長は「マシンラーニング(機械学習)というのは学習量が多いほど能力が上がるが、今回は学習量が多くなかった」とし「置き碁を学習させながらプロ棋士とテストをしたが、予想外の結果に当惑している」と話した。

ハンドルはNHNがアルファ碁をきっかけに開発に着手し、2017年12月に国内ゲーム業界では初めて登場した韓国産囲碁AIだ。1999年からNHNが蓄積した「ハンゲーム囲碁」のデータを学習した。いくつかの予測モデルを同時に稼働する「アンサンブル推論」分析技法を使う。人でいえば数人が同時に次の手を相談する形態だ。対局の実力点数のELO点数基準でハンドルの棋力は4500点以上だ。これは李氏と対局したアルファ碁リー、2017年に中国の柯潔九段と対局したアルファ碁マスターよりも高い。通常、トップ級のプロ棋士が3600点台後半だ。ハンドルは昨年12月と今年1月、申旻ジュン(シン・ミンジュン)九段、李東勲(イ・ドンフン)九段、金志錫(キム・ジソク)九段、朴廷桓(パク・ジョンファン)九段、申真ソ(シン・ジンソ)九段の国内「トップ5」プロ棋士とのリレー対局で全勝した。

一方、李世ドル氏は先月19日、韓国棋院に辞職届を提出し、24年間の現役棋士生活を終えた。李氏の引退対局は19日に同じ場所で第2局が、21日に李氏の故郷の全羅南道新安郡にあるエルドラドリゾートで第3局が行われる。19日の第2局は互先で行われる。

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