「北朝鮮の非核化交渉過程から韓国排除、理解しがたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.11 15:31
9日夕方、ソウル西小門(ソソムン)の中央日報社屋。「韓半島平和作り学堂第1期」の授業最終日に27人の大学生が集まり、韓半島(朝鮮半島)情勢と統一問題について真摯に意見を交わした。韓半島平和作り学堂は先月4日、若者に韓半島問題と国際情勢の客観的認識を持たせるために開始された。6週間にわたり週替わりで安豪栄(アン・ホヨン)元駐米大使、李熙玉(イ・ヒオク)成均館大学教授、呉俊(オ・ジュン)元国連大使、申カク秀(シン・ガクス)元駐日大使、ユン・チャンヨン元駐ロシア公使が講師を務めた。
この日は韓半島平和作り学堂の朴英鎬(パク・ヨンホ)校長(元統一研究院統一政策研究センター所長)が講義をした後、学生と自由に意見を交わした。朴校長は「北朝鮮の体制をありのまま直視し、彼らと統一を成し遂げていかなければならない現実について考えなければならない」と述べた。これに対し参加学生のイム・ギョンジュンさん(22、国民大学日本学)は「日本に交換学生として行ったときに在日朝鮮人に会ったことがあるが、彼らの中には『朝鮮』が故郷である方たちもいた」とし「彼らにとっては大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の両方とも馴染みがない」と述べた。続けて「このような点も考慮して統一後の国家の名称について、まず考えてみるべきだと思う」と話した。チョ・ユンチャンさん〔24、高麗(コリョ)大学統一外交安保学〕は「『北朝鮮にレアアースなどの資源が多い』『資源開発をすれば発展する可能性が高い』とよく言われているが、中国ではレアアースの生産過程で環境汚染問題が深刻だという」と述べ「経済協力も良いが、未来の韓半島ではこのような問題も考慮しなければならない」と指摘した。