【社説】残念な韓米会談…性急な南北会談は避けるべき
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.04.13 13:29
ハノイ米朝首脳会談の決裂後に初めて開かれた11日の韓米首脳会談が特に成果なく終わった。非核化交渉を持続させるために文在寅(ムン・ジェイン)大統領が望んだ対北朝鮮制裁の緩和や3回目の米朝会談の早期開催も、トランプ大統領の前向きな確約を引き出せなかった。トランプ大統領の反応は断固たるものだった。制裁緩和の意思を問う話が出ると、トランプ大統領は「さらに強化することも可能だが、現状況で維持する」と答えた。「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との関係のため」という説明だった。3回目の米朝会談についても「段階的に行われるべきであり、急げばきちんとした交渉にならない」と述べた。米朝首脳間の大妥協が早期に実現することを望む文大統領の意向とは完全に異なる言葉だ。
北朝鮮が望む段階的な非核化方式の「グッドイナフ(good enough)ディール」も退けられた。トランプ大統領は「いくつかの形態のスモールディールがあるかもしれないが、今は北朝鮮の核を除去するためのビッグディールが必要だ」と明らかにした。