「ベント号」と優勝を争うサッカー日本代表が中国を破り、２０１９東アジアＥ－１選手権（旧東アジアカップ）で１勝を挙げた。

森保一監督が率いる日本代表は１０日、釜山（プサン）九徳運動場で行われた大会男子部の第１戦で中国代表を２－１で降した。名将マルチェロ・リッピ監督（イタリア）が先月辞任し、元中国代表の李鉄（リー・ティエ）暫定監督体制で今大会に出場した中国は雰囲気を変えるのに失敗した。

前半２９分に鈴木武蔵の先制ゴールで主導権を握った日本は、後半２５分に三浦弦太がヘディングゴールを決めて勝利を固めた。日本に主導権を握られていた中国は後半４５分、ドン・シュエシェンのヘディングで１点を返した。

今大会は国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）が指定したＡマッチ期間に開催されず、欧州組は抜けた。韓国、中国、日本は国内とアジアリーグでプレーする選手を中心に代表メンバーを組んだ。韓国代表のパウロ・ベント監督（ポルトガル）も孫興民（ソン・フンミン、トッテナム）や黄儀助（ファン・ウイジョ、ボルドー）など中心選手を呼ぶことができなかった。

一方、韓国代表は１１日午後７時３０分、釜山アジアド競技場で香港と大会初戦を行う。中国とは１５日に、日本とは１８日に対戦する。