<アジア杯>「臨時カード」と呼ばれた森保監督のアジア制覇の夢
ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2019.01.30 09:07
28日(日本時間)、2019アジアサッカー連盟(AFC)アジアカップ準決勝の日本-イラン戦が行われたアラブ首長国連邦(UAE)ハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアム。日本のゴールゲッター大迫勇也(ブレーメン)が先制ゴールを決めた瞬間、競技場内の日本人は熱狂した。応援席の日本ファンは雄叫びを上げながら喜びを満喫し、両手を強く握り合わせて大きな声で応援した。ベンチのコーチングスタッフと選手も抱き合い、サイドラインまで走っていった。こうした中でも落ち着いて行動する人物が1人いた。少し口元に笑みを浮かべただけの彼は、何もなかったかのように普段通り手に持つ手帳にメモを始めた。サッカー日本代表の森保一監督だ。
森保監督が率いる日本代表はこの日、イランに3-0で完勝して決勝進出を決めた。イランは準決勝までの5試合で12得点・無失点と弱点のないチームだった。アジアで国際サッカー連盟(FIFA)ランキングが最も高いイラン(29位)との事実上の決勝戦で勝利した日本(50位)は、来月1日の決勝戦で通算5回目のアジアカップ優勝に挑戦する。森保監督も指導者人生で全盛期を迎えている。ヘッドコーチとして日本を2018ロシアワールドカップ(W杯)16強に導いた森保監督は同年のジャカルタ・アジア競技大会ではU-23(23歳以下)日本代表を率いて決勝に進出した。今大会まで含めると国際大会で2回連続の決勝進出だ。