髪の毛の太さの10万分の1…そのようなダイヤモンドを韓国が作った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.10 13:28
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韓国の基礎科学研究院のロドニー・ルオフ団長率いる研究チームがこの世で最も薄い、髪の毛の10万分の1という厚さのダイヤモンド薄膜を作った。[写真 基礎科学研究院]
この世で最も薄いダイヤモンドが登場した。韓国の基礎科学研究院(IBS)多次元炭素材料研究団ロドニー・ ルオフ(Rodney Ruoff)団長〔蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)自然科学部特訓教授〕率いる研究チームは、簡単な工程だけでグラフェンを髪の毛の太さの10万分の1に該当する0.5ナノメートルのダイヤモンド薄膜(ダイアメイン・diamane)に変身させることに成功したと10日、明らかにした。ダイヤモンドを2次元の平面形態として製作することができれば、ダイヤモンドの優れた物性を半導体素子をはじめ電気・機械・化学などの多分野に幅広く利用することができる。研究結果は国際学術誌「ネイチャーナノテクノロジー(Nature Nanotechnology)」10日(日本時間)電子版に掲載された。
グラフェンとダイヤモンドはともに炭素(C)原子だけで構成されているが、原子の結合形態が異なる。グラフェンは炭素原子が周辺の炭素原子3個と結合して蜂の巣のような六角形格子構図をもつ平面素材だ。反面、ダイヤモンドは中心の炭素原子1個が周辺4個の炭素原子と結合して正四面体が上下左右に反復して組み合わさった構造をもつ。