前蔚山市長「青瓦台介入した蔚山市長選挙は無効」憲法訴願
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.03 13:16
青瓦台(チョンワデ、大統領府)下命捜査疑惑が拡散する中で金起ヒョン(キム・ギヒョン)前蔚山(ウルサン)市長が「選挙結果無効」を趣旨とする憲法訴願を出すことにした。金前市長と自由韓国党の郭尚道(クァク・サンド)議員は2日に国会で記者会見を行い、選挙無効訴訟を提起することにし、それに先立ち憲法裁判所に公職選挙法第219条に対する違憲法律審判を請求すると明らかにした。
金前市長は「昨年6月に実施された蔚山市長選挙で警察と青瓦台が総出動して選挙に介入し候補者金起ヒョンに虚偽の犯罪容疑を上書きした。公正な選挙管理をすべき警察と青瓦台がむしろ公権力を動員して組織的に違法選挙を主導したため蔚山市長選挙は無効」と主張した。
金前市長が公職選挙法第219条を問題視したのは、法律が選挙不正を防ぐのにむしろ難関として作用するためだとの理由からだ。市長・道知事選挙で問題がある場合、選挙後14日以内に中央選挙管理委員会に請願をすることになっている。そのため選挙不正事由を事後に知った場合には法的対応をするのが難しいというのが金前市長の主張だ。