金剛山に続き軍事合意違反…自ら「無失策」破った金正恩委員長、なぜ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.27 17:49
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の言動がただ事ではない。父親の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が決定した南北協力事業である金剛山(クムガンサン)観光事業を否定したのに続き、本人が保証していた9・19南北軍事合意に自ら違反したためだ。
金正恩委員長は先月23日、金剛山を現地指導しながら「前任者たちの過誤」を指摘した。金正日総書記ではなく、父を補佐した幹部への叱責だったが、結果的に先代の決定を白紙化したことになった。23日に黄海(ファンヘ)の最前線、昌麟島(チャンニンド)を訪問し、南北が射撃訓練をしていないことにした地域で砲射撃訓練を指示し、昨年の平壌(ピョンヤン)南北首脳会談の後続合意である9・19軍事合意を自ら破った。