【社説】金正恩氏が訪中…中朝、「過去復帰」の誤判断をしてはいけない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.09 09:04
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が一昨日に電撃的に中国を訪問してその背景と影響に注目が集まっている。金委員長の今回の4回目訪中は2回目の米朝首脳会談場所が具体的に検討されている中で行われた。金委員長とドナルド・トランプ米国大統領との会談に先立ち、中朝間の異見調整のための訪問という分析が出てくるのもそうした理由からだ。3回にわたる金委員長の昨年の訪中も、南北または米朝首脳会談を控えて行われた。
北朝鮮としては自分の後ろに中国がいるということ誇示することによって交渉力を高めようとしているのが明らかだ。トランプ行政府と貿易戦争をしている中国も、いざという時には北朝鮮カードを使えるところを見せることができるので不都合なことはない。米朝首脳会談を控えて金委員長と習近平国家主席が会うことは共通利益が十分にあるということだ。