【コラム】食堂もビルもロボットが料理を配達・サービスする時代=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.20 11:31
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ソウル芳夷洞にある「ウーワブラザーズ」本社にある配達ロボット「ディリタワー」が1階ロビーに待機している。[写真 ウーワブラザーズ]
だが、国際ロボット協会によると、韓国の食品・外食分野に導入されたロボットはまだ1000台ほどにすぎない。電子電気産業14万台余り、自動車産業8万7000台余りに比較すると非常に少ない。産業分野とは違い、外食業は空間が狭くて予測不可能なことが多いため、ロボットの使用が適切ではないというのが理由として指摘されている。車輪で移動するのでドアの敷居のような障害物があってはならない点も弱点だ。
正社員38人を置く「ポンポモグリジプ」のチョ・ジョンイル次長は「ロボットが職員の動線をかなり軽減してくれるが、料理を置く機能はなく、依然として人が必要だ」とし「導入初期にはロボットが傘などに遮られて道に迷うこともあった」と話した。知能型ロボットの導入が世界的な流れだが、これを適用している企業と技術がまだ非常に少なく、粘り強い研究と投資が必要だということだ。