「イカ釣り漁船の同僚16人を殺害」亡命意向を明らかにした北朝鮮漁民2人を北朝鮮に強制送還(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.08 08:17
猟奇的な海上殺人事件をめぐって国会外交統一委員会でも疑問が提起された。3人が16人を制圧して殺害することが可能なのか、北朝鮮軍船舶が速度の遅いイカ釣り漁船をなぜ追撃できなかったのかなどだ。自由韓国党のイ・ジョンヒョン議員は「16人が順に殺害されることを待っていたということか」と指摘した。拿捕された2人は「遺体を海に遺棄した」と述べた。韓国政府はこの2人に対する具体的な情報は明らかにしないまま漁民としか明らかにしなかった。
この日の強制送還は国会予算決算委員会全体会議である報道機関が撮影した青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者の携帯メールが露出して知らされた。共同警備区域(JSA)大隊長(中佐)がこの日午前、青瓦台国家安全保障会議(NSC)関係者に送った該当メッセージは「団結! OOO中佐です。本日15時に板門店で北朝鮮住民2人を送還する予定です。北朝鮮住民は11月2日、三陟(サムチョク)に降りてきた人々で、自害の危険があって赤十字社でない警察がエスコートする予定です。送還に関連して国家情報院と統一部長官の立場が整理されず今日中にさらに検討する予定です」という内容が書かれていた。