北朝鮮保衛相が解任…「金正恩夫人の家族を内密調査」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.04 12:15
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が、李雪主(イ・ソルジュ)夫人の家族に対する内密調査まで進めるほど強い権力を行使してきた金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛相を解任した。国家保衛省(旧国家安全保衛部)は韓国の国家情報院に該当する。
統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は3日の記者会見で、「金元弘国家保衛相が労働党組織指導部の調査を受け、大将(星4つ)から少将(星1つ)に降格された後、解任された」と述べた。
金元弘保衛相の解任に核心の役割はしたのは鄭報道官が述べたように労働党組織指導部だった。超延俊(チョ・ヨンジュン)第1副部長と趙甬元(チョ・ヨンウォン)副部長が率いる労働党組織指導部は金正恩委員長を水面下で補佐する「党の中の党」と呼ばれる。韓国に亡命した元駐英北朝鮮公使の太永浩(テ・ヨンホ)氏も先月17日の正しい政党招請懇談会で、北朝鮮の陰の実力者に組織指導部と超延俊第1副部長、趙甬元副部長を挙げた。超延俊第1副部長は組織指導部で長期間にわたり基盤を固め、趙甬元副部長は昨年5月の第7回労働党大会で金正恩委員長の耳元で報告する姿が確認されるほど側近に浮上した人物だ。