「ヒラメの涙」…サケの人気に加えて日本への輸出減少で200トン強制廃棄=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.06 09:29
韓国では「国民的刺身」としてもてはやされていたヒラメが価格下落に歯止めをかけることができず最大の危機を迎えている。韓国産ヒラメの最大輸入国である日本が水産物検疫を強化したことで輸出は減ったが、生産量は増加しているからだ。ここにサケのような他の水産物の人気が高まっていることもヒラメの刺身の消費減少に拍車がかかる要因となっている。
済州(チェジュ)特別自治道は最近、「水産物需給価格安定基金運用委員会」を開き、消費鈍化によって停滞している養殖ヒラメの物量解消のために養殖業者に緊急資金を投じると明らかにした。済州道内359カ所のヒラメ養殖場で養殖されている400~600グラム級の中間サイズのヒラメ200トンが年内需給調節のために買い取られた後、廃棄処分される。