【コラム】文大統領のチョ・グク悪夢はまだ終わっていない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.04 11:18
それだけでない。メディアを統制しようとする時代錯誤的な法務部訓令が検察改革だと発表された。検察の捜査の基本である口座追跡と携帯電話家宅捜索もチョ・グク前長官の前ではいつも挫折した。国民が審判したチョ・グク一家の影が法治を混乱させている。誰が検察改革の純粋性を信じるだろうか。大統領が好みに合わせて操れる高位公職者犯罪捜査処、権力をより容易に扱うことができる警察に力を与える検警捜査権調整という疑心は理由もなく出てきたのではない。
金泳三(キム・ヨンサム)政権の司法改革は令状実質審査制という、誰にも平等に適用される確実な成果物を作り出した。判事が被疑者に直接会って十分に聴いて決定するため悔しい思いをする拘束者が大きく減った。防御権を無力化させる人身拘束が減り、人権が改善された。このように司法改革は万人に良いものだ。この政府の検察改革も特権の象徴のチョ・グク前長官と分離してこそ成功する。