【リセットコリア】韓国は賠償要求撤回し、日本は植民地支配の謝罪を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.29 09:19
韓日首相が24日に東京で会談し、互いに敵対する状況に対して早期収拾を図ろうとの意見で一致した。最悪に陥った韓日関係をこれ以上損なわず早期復旧のために共に努力しようと確認し合った点を評価する。だが、水門を開いた後に水を流さなければ水路が再び詰まるように、両国が決意を実行に移さなければ葛藤はさらに深刻化し、国益はもちろん北東アジアの安保まで大きく損なうだろう。
韓日関係が治癒が難しい重病にかかった直接的原因は「慰安婦問題合意」と「徴用問題判決」の処理をめぐる両国の衝突のためだ。この渦中で両国政府、特に首脳間で1965年に締結された請求権協定の順守に対する疑いが増幅されて相互信頼がほぼすべて崩壊した。したがって、両国が対話の門を開いて交渉を通じて懸案を解決するためには、その呼び水として韓国政府が請求権協定を順守するという意向を表明し、日本の不信を和らげるのが急務ではないかと考える。韓国政府は請求権協定の欠陥を時々指摘したが、協定自体を無視してはいなかったのでそのようにできないこともない。