【リセットコリア】絡まった韓日関係、文化平和で解決しよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.09 07:54
韓国社会で最近のように平和という言葉が膾炙されたことはない。大学や民間団体を中心に平和研究所が雨後のたけのこのように生まれ、平和は国政の最優先価値になっている。これまで理論と実践で検証された平和理論は「民主平和論」と「経済平和論」だ。民主平和は民主主義が平和の土台という観点だ。政治体制が民主的であるほど平和的で、民主国家間では戦争が起きにくいという理論だ。経済平和は経済的相互依存が平和の核心条件だと主張する。民主平和と経済平和の哲学的根元がカントの「共和制平和」と「通商平和」にあるということは政治学の常識だ。
1990年の国交正常化前の旧ソ連訪問時が思い出される。当時ソ連の平和専門家らが平和共存をイデオロギー共存と解釈するのに対し、私は平和共存を「平和的経済相互依存」と定義したことがある。政府が強調する平和経済も経済的条件としての平和とともに南北経済の相互依存関係が韓半島(朝鮮半島)平和に決定的に役立つという判断から出たものと理解する。