【社説】1年ぶりに口火を切った韓日関係、両首脳の勇断にかかっている
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.25 06:57
日本を訪問した李洛淵(イ・ナギョン)首相が24日、東京の総理官邸で安倍晋三首相と会談を行い「韓日両国は重要な近隣諸国で、厳しい状態をこのまま放置することはできない」ということで意見を一致した。昨年10月韓国大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決以来、初めて実現した両国最高位級対話だ。李首相は「韓日は近い隣国で、北東アジアの平和と安定のために協力していかなければならない重要なパートナー」であることを強調し、「両国間懸案が早期に解決されるように努力しよう」という趣旨の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の親書を安倍首相に伝達した。
韓日関係が1965年国交正常化以来最悪といわれる状況で、せっかく両国の首相が会って韓日関係の重要性を確認したのはそれ自体で意味が大きい。当初今回の顔合わせを「面談」と規定したが、二人が会ってから日本側が「会談」と発表して首相会談に格上げされた。また、当初は10分程度に予定された会談の時間も21分に長くなった。韓日が対話の必要性を痛感し、会って話すことが少なくなかったということが確認できる。