【コラム】トランプの嘘
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.01 10:41
今まで米国にこのような大統領はいなかった。口さえ開けば嘘で、目さえ開ければ自分の自慢だ。針を棒だと言い張る法螺と誇張を平気でする。来年の大統領選挙でライバルになるかもしれない政敵を捜査してほしいと外国の首脳に圧力を加えたのがばれて弾劾危機に陥ったドナルド・トランプ氏のことだ。
人工知能(AI)システムを利用してトランプ氏の発言とツイッターをひとつひとつファクトチェックしているワシントン・ポスト(WP)によると、トランプ氏は就任以降、2年半の間に1万2019回にわたって嘘をついたり事実を深刻にわい曲または糊塗した。一日平均13回ピノキオになったといえる。今、米国経済は歴史上最高に良いと186回話したが、実際にはドワイト・アイゼンハワーやリンドン・B・ジョンソン、ビル・クリントンのほうが良かった。また、162回にわたって自身が歴史上最大規模の減税を断行したと主張したが、これも事実ではない。国内総生産(GDP)に対する減税効果を調べると、トランプ氏の減税は過去100年間あった減税中8位にすぎない。