締め付けてくる「Rの恐怖」…世界は金融緩和戦争(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.18 09:12
安倍晋三首相は2012年の執権以降に積極的な金融緩和を基調とした「アベノミクス」で円相場を1ドル=80円台から120円台まで下げた。円安で価格競争力が高まった日本企業の輸出増大につながり、5年間に日本企業の純利益は2.6倍、日経指数は2倍以上上昇した。しかし米中貿易紛争と世界経済後退で投資家が安定資産を好む性向が大きくなり円安基調は揺れている。対ドルの円相場は9月初めに104円まで上がり、現在は107~108円台で取引されている。
日本銀行は7月に通貨政策声明で「物価目標に向けたモメンタムが損なわれる恐れが高まる場合には躊躇なく追加的な金融貨緩和措置を講じる」と明らかにして利下げの可能性を示唆した。日銀の黒田東彦総裁はマイナス利下げ幅拡大の可能性を問う質問に、「追加利下げは政策オプションに必ず含まれている」と話した。