【コラム】中国に追いつかれた液晶パネルと消える雇用
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.27 08:38
いま50代で社会各分野の中枢になった「386世代」が後輩世代に最も申し訳ないことのひとつは良質の雇用を十分に作れずにいる点だろう。386世代の1980年代の大学時代はデモが日常化された時代だった。街頭闘争参加経験が珍しくない時代だった。デモのため休講も多かった。それでも多くの大卒者は大企業に入社するのに何も問題がなかった。当時の大企業は定年が事実上保障されていた。彼らは韓国の経済成長の恩恵を享受した。
いまはどうなのか。7月現在15~29歳の青年層の拡張失業率(就職活動生を含んだ体感失業率)は23.8%。青年の4人に1人が事実上失業状態にある。就職活動生の10人に4人は針の穴を通るようだという公務員試験を準備しているという。数十万人の青年が学校を出るが給与と社内福祉がしっかりとした良質の雇用は大きく不足している。