「金正恩、トランプに適当なストレス与え妥協誘導戦術」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.08.25 11:43
米朝首脳の板門店(パンムンジョム)での出会いは劇的だった。しかしその後の状況はまったく違う。北朝鮮が短距離ミサイルを続けざまに発射した。2017年の崖っぷちの対峙とは異なる雰囲気だ。ブレア元英首相の秘書室長を務め、血塗られた英国と北アイルランドの間に平和を宿らせたジョナサン・パウエル氏ならば事態を正確に診断できそうだった。パウエル氏は1998年4月に英国とアイルランドの間で結ばれた「聖金曜日協定(ベルファスト合意)」を引き出した主役だった。英国の政界で韓半島(朝鮮半島)をよく知っている人物でもある。核危機の最中だった2017年12月には平壌(ピョンヤン)を訪問した。中央SUNDAYが韓半島と英国の欧州連合(EU)離脱状況を調べるためにパウエル氏に電話をかけた。
◇14年間ブレア元英首相の秘書室長