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青瓦台、GSOMIA破った…韓日米の安保地形に亀裂(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.23 07:22
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◆羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)「国益より政権利益に伴う決定…チョ・グク民情首席守るためのもの」

議論の後、結論が「GSOMIA延長終了」で、文大統領がこれを最終裁可した。

 
GSOMIA終了は多くの専門家の予想とは違った結論だ。青瓦台関係者が発表11分前、メディアに報じる準備をするように「(印刷)輪転機は用意しておくほうがよさようだ」と遠回しに話したほどだ。青瓦台によると、内部的にも先月末までは「未来の韓日関係」を念頭に置いてGSOMIAを維持すべきだという流れが強かったという。先月初め、日本の戦略物資輸出制限措置があり、当時鄭義溶(チョン・ウィヨン)室長など当局者がGSOMIA再検討の可能性を示唆したが、言葉どおり「カード」的な性格を持つのみだった。しかし、2日、日本が韓国をホワイト国から除外して雰囲気が変わったという。特使を二度送るなど、地道に交渉の可能性を打診したが、日本が無対応で一貫した点がGSOMIA終了の直接的な理由になったというのが青瓦台の話だ。特に、文大統領が光復節(解放記念日)の祝辞で「対話に出れば喜んで手を握る」とし、前向きな対日メッセージを出したが、日本からは何の反応もなかったという。

GSOMIA終了を本格的に検討し始めながら、青瓦台が特に気を遣ったのが米国との関係だ。この日、青瓦台関係者は「GSOMIAが終了したからといって韓日米3国間安保協力が瓦解したわけではない」とし、米国を意識したような発言を相次いで出した。青瓦台は「米国が韓国政府の今回の決定を理解している」と話しはしたものの、専門家は米国が韓日米を軸に置いて描いた北東アジアの安全保障の図を韓国が壊したも同じということで、小さくない波紋が広がるものとみている。

この日午後、NSC常任委が開かれる直前までもGSOMIA延長について結論が出なかったという。青瓦台関係者が「難しい時は原則が重要だと考える。それで原則通り決めた」とし「国家利益ということは名分も重要で実利も重要だが、国民の自尊感を守るのも重要だ」と発言したのと脈を同じにする。これに対し、野党「自由韓国党」の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表は「結局、この政府が国益よりは政権の利益に伴う決定を出したのではないのか」とし「チョ・グク民情首席で乱れた政局と関係がなくはないだろうという疑いを持つ」とした。続いて「伝統的な韓米同盟、韓日米共助よりも朝露中体制に編入するという内心を見せたもの」としながら「今日、文在寅大統領は本人だけのチョ・グクを守るために国民全員の祖国(チョグク)を捨てた」と批判した。


青瓦台、GSOMIA破った…韓日米の安保地形に亀裂(1)

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