【コラム】日本に負けない国=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.12 10:18
開化期以降の近代文化遺産のうち保存価値、象徴的価値が高い建造物・作品・遺跡を文化財庁は「登録文化財」に指定する。2013年に文化財庁は工場で大量生産される製品を登録文化財第563号に指定した。サムスン電子が1983年に開発した64K DRAM半導体だった。爪の大きさほどのチップに15万個の素子を800万本の線に連結して8000字の記憶できるようにした、当時では最先端半導体だった。
64K DRAMは故李秉チョル (イ・ビョンチョル)元サムスン会長が半導体事業を公式宣言(1983年2月8日)してから10カ月ぶり、米マイクロンから設計図面を手に入れてから6カ月ぶりに成し遂げた快挙だった。「Made in Korea」が刻まれた64K DRAMが量産され始めると、最も驚いた国は日本だった。当時この製品は米国と日本の2カ国だけが生産していた。日本の半導体専門家は「サムスンが64K DRAM生産に成功するには1年6カ月はかかる」と予想していたが、サムスンはこの期間を3分の1に減らした。