日米まねていた韓国野球、いまでは「コリアンスタイル」の芽が育つ(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.08.11 13:14
7月13日、韓国プロ野球起亜(キア)タイガースの李ボム浩(イ・ボムホ)が引退試合を行った。李ボム浩はプロ野球歴代13番目に個人通算2000試合出場を達成した。2000年にハンファでデビューした李ボム浩はこの日元所属チームとの対決を引退の舞台として飾った。現所属球団の起亜の配慮だった。球界でリーダーシップを認められる彼は「球団と相談し海外指導者研修を準備中」と引退後の計画を紹介した。
李ボム浩は球界の先輩を通じても進路を模索している。2006年のWBC大会で李ボム浩と国家代表チームを組んだ朴賛浩(パク・チャンホ)が「米国派の兄」らしく李ボム浩が大リーグ球団で研修できないか調べている。朴賛浩は2年前にNCの打撃コーチの李昊俊(イ・ホジュン)を日本の読売での研修に直接送り込んでいる。大リーグのサンディエゴ・パドレスには現在同チームのマイナーチームでコーチを務める洪性フン(ホン・ソンフン)をつないだ。
現役時代に覇気あふれるハッスルプレーで人気だった洪性フンは2017年に米国に渡り、昨年からマイナーリーグチームの正式コーチになった。「家族と離れていること以外はすべてが完璧だ。私が望んだ環境だ」と話す洪性フンは、特有の積極的な性格で同僚から人気を得ている。彼は帰国を念頭に置いた「研修」という観点よりは「学習」という目的に忠実で、後に米国野球フルタイム指導者として活躍するというしっかりとした挑戦に乗り出している。このほかロッテ・ジャイアンツ監督を務めた趙原佑(チョ・ウォンウ)も今年LAドジャースのマイナーチームで研修しており、「国民的右翼手」と呼ばれた元KTの李晋暎(イ・ジンヨンは)日本のプロ野球楽天でコーチ研修を受けている。