【コラム】韓日経済戦争、3年以内に低成長脱出競争で結果が出る(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.05 13:09
韓国は日本を超えることができるか。今起こっている「銃声のない韓日経済戦争」のことだ。奇妙なことに、両国の葛藤は「大国と新興国は覇権をめぐり競合するしかない」という「トゥキディデスの罠」の様相(『米中戦争前夜――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ』、グレアム・アリソン)を示す。韓国が日本を追撃し、日本が韓国を牽制しに出たからだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「今まで家電、電子、半導体、造船など多くの産業分野で日本の絶対的な優位性を1つずつ克服し追い越してきた」とし「二度と日本に負けない」と明らかにした、そのままだ。日本が28日から韓国の主要産業になくてはならない戦略物資1194品目について輸出を規制したが実力で突破しようという決意だ。
衝突の根本的背景には日本の経済力衰退がある。今、日本は世界第3位の経済大国といっても見かけ倒しだ。世界第2位の中国との格差があまりに広がっており、インド・ドイツに押されるのも時間の問題だ。2001年、中国の3倍に及んだ日本の国内総生産(GDP)は2010年に逆転されたのに続き、今では36%〔日本4兆9710億ドル(約529兆円)、中国13兆6080億ドル〕に縮小した。さらに中国は2030年頃に米国まで抜いて世界1位になる。