中露「21世紀砲艦外交」…韓日米中心の北東アジア秩序を揺さぶる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.25 09:14
中国とロシアが23日、自国の戦略爆撃機を投入して韓国防空識別圏(KADIZ)に無断進入した。ロシアはA-50偵察機で韓国の独島(ドクト、日本名・竹島)領空まで侵入した。これに対しロシアが中国と協力して「砲艦外交(Gunboat Diplomacy)」21世紀バージョンを始めたのではという分析が出ている。ロシア帝国は19世紀、勢力拡張のために当時は戦略資産だった軍艦で航路を開く、いわゆる「砲艦外交」を見せた。冷戦時代には戦略爆撃機で武力示威をしながら西側の準備態勢をチェックし、有事の際の航路も点検した。
ロシア国防省は23日、今回の挑発に関し「ロシアの空軍と中国人民解放軍の空軍が長距離軍用機を利用してアジア太平洋海域で最初の連合空中警戒飛行を遂行した」と明らかにした。中露両国が米国のインド太平洋戦略に対抗して東海(トンヘ、日本名・日本海)制海権および北東アジアでの主導権の確保という新しい秩序を追求していることを明確にした発言という解釈が出ている。