【社説】活発な日中、露朝の親密な結合はただの他人事なのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.22 07:50
これまで良いとも悪いとも言えなかった露朝関係はもちろん、いがみあっていた日中間の接近が尋常ではない。中国は23日に青島で開かれる海軍創設70周年記念観艦式に旭日旗を掲揚した日本自衛隊護衛艦を受け入れるという。旭日旗は日本帝国主義の象徴だ。このため、これまで日本は自衛隊艦を中国に派遣するときは旭日旗を掲げなかった。そのような日本軍艦が今回は堂々と旭日旗を掲揚して参加する。「米国が意に介さないのに、同じ戦勝国である中国がなぜ敏感になるのか」という反応が出てくるほど良くなった中国内の対日感情の賜物だ。
だが、韓国政府は昨年10月、済州(チェジュ)国際観艦式の時に旭日旗の掲揚を許さず、結局日本の艦艇は参加しなかった。韓国が過去に縛られている反面、中国はこれを克服する姿を見せたといえよう。このような状況が繰り返される限り、日本が中国ではない韓国と未来を一緒に考えようとするはずがない。それだけでなく、青島観艦式の時、日本や北朝鮮など10カ国余りの参加国の大部分が隊長級を派遣するにもかかわらず、韓国は中将である海軍参謀次長を派遣するという。行事に参加しない米国の顔色を伺っているようだが、これでは中国の心も掴むことはできない。最近、目まぐるしく変化する韓半島(朝鮮半島)周辺の流れの中で、韓国が決して見逃してはいけないことがある。昨年の安倍晋三首相の訪中に象徴される日中間の驚くべき和解速度だ。尖閣諸島(中国名・釣魚島)および歴史をめぐる紛争で、わずか3~4年前でさえ日中間の武力衝突説まで出回っていたのが信じられないほどだ。