北外務省の対米ラインが掌握、露骨な「韓国パッシング」に懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.02 11:02
北朝鮮が対米交渉ラインを労働党統一戦線部から外務省(内閣)に整備し、今後南北および南・北・米関係にも調整が避けられないという見通しが出ている。
マイク・ポンペオ米国務長官は30日、板門店(パンムンジョム)の韓国側「自由の家」で米朝首脳会談に同席した後「われわれのカウンターパートとして(北朝鮮)外務省を相手にするだろう」と明らかにした。ポンペオ長官のこの日の言及はかつて金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長が率いていた北朝鮮の対米交渉ラインが李容浩(イ・ヨンホ)外相を中心にした外務省に移動したと受け取られる。実際、この日、米朝首脳会談の時、李外相が金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長のそばを守った。金英哲氏はこの日、会談場に最初から姿を現わさなかった。今後米国を相手に実務交渉を誰がリードするかは確認されていない。李外相がコントロールタワーの役割を果たすはずだが、崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官が交渉を主導する形式になるのではないかという見方が強い。